に、なりましたので

どんな時でも、身近に文章を

読書な気分。

 

今日はバレンタインデー。好きな人に想いを届ける日。そしてお世話になってる人にチョコを渡す日。

どんな名目だろうが、誰かにチョコレイトを渡すことができるのは良いですね。

それが金銭的・心理的負担にならなければ。

今回、わたしにはチョコを渡す人がいないので、大好きなよしながふみさんにエアのチョコとして、よしながふみさんへの愛を文章に紡いで行きたいと思います。

 

大奥 よしながふみ を読んで。

 

 

はい、一気に全巻をオススメします。

この大奥のお話は、

男性にしかかからない、流行病が。病の影響で男性の人口が激減。そのため、女性が大黒柱として働くことに。数少ない男性は貴重な存在となった。吉原なども、女性ではなく、男性が。男女逆転。

そして、それは徳川に女将軍を生み出した。

 

よしながふみが描く、男女逆転大奥。発想が凄すぎる。そしてそれを書き切る構成力。男女は逆転してるけれど、歴史に忠実だというから驚き。そして、一人一人の将軍に魅力があり、ぐいぐいと引き込まれる。歴史に疎い私でも理解することができる文章力。この作品に出会えて、自分にとって好きな将軍に出会うことができました。

本当にどうやって考えているのか、気になる。

 

私が大好きな将軍のお話は、徳川家茂と親子の章です。

 

家茂の親子への愛が深すぎて、深すぎて、そして包み込む様子が描かれていて、涙が止まらなくなります。

 

親子は体の弱い和宮に変装して、家茂と結婚します。

 

従者として付いてくる自分自身の母親と一緒にいるため。

 

 

和宮のことを愛する母親。その愛情を少しでも欲しかった親子。お母さん、お母さん。

どうして私を見てくれないの?どうして目の前にいる私を見てくれないの?と。

気高い親子の愛されたいという思いに、心が痛くなります。

子は親に愛されるべきなのに。子がこんなにも親を求めているのに。なぜ。

 

親子さんが家茂に出会えた意味。

 

何回読んでも良い。

 

他の将軍にも、女が将軍であることの生き様を見せつけられるのも尊敬でしかないです。

本当にかっこいい。

 

全ての主人公が良くも悪くも魅力的。

読み切った人にはぜひ、

 

 

こちらも読んでほしい。

綺麗にまとめられていていますし、相関図が載っていてわかりやすい。そして、有識者により大奥についての解説が載っており、知見を深めることができる。そして、そして、よしながふみさまのロングインタビュー、書いて頂きありがとうございます。という思いがあふれ出てくる。もっとインタビュー記事読みたい。

 

カラーで見れるなんて贅沢。永久保存版です。

はぁ、生まれてきてよかった。