読書な気分。
数学者の言葉では 藤原正彦
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私は数学が全くできないので、数学を職業にしている人の思考がどのようになっているのか気になり、この本を購入。
藤原正彦さんのエッセイ集をまとめたものになるのかな?時間系列はバラバラで、結婚したかと思ったら独身の頃の話になったり、同じことを別の視点から書いている箇所もあったり。
時代錯誤な部分もあり、ギョッとする表現もあるけれど、文章に惹きこまれる。読みやすい。
アメリカの大学の話などもあり、今の時代でも通用するような箇所もある。
「アメリカでは、高校までの教育において、知識を詰め込むことよりも、物事をいかに論理的に考え処理するか、問題点をどのように発掘し解決するか、とか議論をいかに展開させてゆくかなどといった基本的なことに重点が置かれているらしい」
「知識の豊富さにおいては格段に優れている日本人の方が、概して論理的思考や表現に弱く、口下手で、いつまで経っても真の意味での国際人になり得ないでいる」
なるほど、、、昭和59年から言われてるのか
私はこの本から読み始めたけれど、前作の若き数学者のアメリカも面白そうだなと思った。
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